田辺真紀イベント




■通常会話(1週目)
【小隊発足前限定】
「今日は、いい日だったんです。お金も2回しか落としてないし、
靴ひもも三本くらいしか切れなかったし。」
「私、おさいほうは結構得意なんです。あと、お掃除も。
そう考えてみると、私って希望が持てますよね。」
「…ご、ごめんなさい。え、違うんですか。いえ、条件反射で…。」
「…青い髪って、不便ですよね…やっぱり。」
「…最近、ついてないのが倍増しているみたいで…
寝ていたらバスを乗り過ごすし…。」

【日曜】
「あ、あの、…すみません。アルバイトする予定だったんです。
その、家計が苦しくて…。」

■プロローグ
その人と会ったのは、
雨が降る、雨が降る降る…。
そんな中のことでした…。

──屋上──
〔女子校生A〕
「この、クズ、いや、このグズ!
〔女子校生B〕
「否定のしようもないわねー。」
〔女子校生A〕「あうあうじゃないでしょ?
真面目にやってよね!」
〔田辺〕
「ごめんなさい!ごめんなさい…。」
〔女子校生B〕
「謝ればいいってわけじゃないでしょ。
整備ミスでパイロットが死んだら、どう責任取るつもりなのよ?」
〔田辺〕
「ごめんなさい!ほんとうにごめんなさい!」
〔女子校生C〕
「あなた、歩兵になって死んだほうが味方のためよ。」
〔田辺〕
「…。」
〔女子校生A〕
「…一生懸命だけじゃ、戦争の手伝いなんて出来ないのよ。」
〔女子校生C〕
「…。」
〔女子校生B〕
「いい?今日はそこに立ってるのよ。
後で私がもういいと言いに来るまでね。」
〔田辺〕
「…はい…。」

[風の音と共に昼から夕方、夜になり、雨が降り出す。]

──プレハブ二階──

〔遠坂〕
「(…金持ちの子なら…戦争しなくても…いい…か。)
…なんだ?
くしゃ…み?」

──屋上──

〔遠坂〕
「…なっ…。
…」

その人は、しばらくこちらを見た後、
夜の空を見て不意にポケットから、白紙の命令書を、出しました。

〔遠坂〕
「…これを持って、生徒会連合まで行きなさい。」
〔田辺〕
「…え?」
〔遠坂〕
「いいから。そこで、望みを言えばいい。
転属でも、何でも。」
〔田辺〕
「…え?」

その人は、私の冷たい手を握りました。

〔遠坂〕
「いいですね。」

それだけ言うと、その人は、走っていきました。
それが、その人を意識した はじめてのことでした…。

■オープニング(田辺専用)
停車して走り去るバスの前には、一人の女性が待っていた。

〔芳野〕
「あなたが田辺 真紀(たなべ まき)さんですか。
申し遅れました。私があなたの副担任になる、
芳野 春香(よしの はるか)です。
そうそう、あなたはここの女子校の
中等部整備部隊からの特待生でしたね。
ときどき校内でその制服を見ていたから
今年来る生徒だろうなって思っていたの。
…そう、今まで扱っていた通常の戦車とは、
整備が異なるけれど、大丈夫?」
       
はいor…少し不安です。
〔芳野〕
「…そうなんですか。
…あぁ、そう。これからあなたが生活する教室や仕事場を案内します。」

〔芳野〕
「…どちらにせよ、今の時節、どこに行っても幻獣が出るでしょうから、
慣れるもなにもないでしょうけど。」

──廊下──

〔芳野〕
「こっちです。女子校に間借りしている、
廃棄された試作実験機だけの小隊ですが、戦闘力は保証します。
…とは言っても、
女子校にいた時も毎日見ていましたよね?」

──校舎はずれ──

〔芳野〕
「これが校舎。
今日からこの教室で授業を受けてもらうことになります。
この部隊の機体の整備テントは、裏庭。
こちらです。
時間がありますから、見てみましょうか。」

──裏庭──



──ハンガー一階──

〔芳野〕
「ここは、女子校の生徒は立ち入り禁止だったから、
こうやって見るのは初めてでしょう?
士魂号って言うんですよ。
人工筋肉と人工脳で出来た、大きな侍。

──ハンガー二階右側──

〔芳野〕
「身長は9mあるそうです。
整備と調整が通常の戦車と比べて大変なんで、
整備員は一機につき三人がつくことになりますけど。
…ごめんなさい。
こういうことは民間人出身の教師より
あなた達の方が詳しかったかしら。
…暮らしにくい場所と時代だけれど、
学生らしさを無くさないでくださいね。
ごめんなさい。大人が勝手に幻獣に負けて…。
政府の無策で学徒動員しておいて勝手だとは思うけど。
これは、本当の気持ちです。」

[チャイムが鳴る]

〔芳野〕
「あ、予鈴だわ。ごめんなさい…急ぎましょう。
朝は8時45分からです。」

──プレハブ二階──

〔芳野〕
「つきました。ここです。
ここから先は、担任の先生が指導されます。
それから…その、
さっきの政府の無策とかって発言、忘れてください。
先生、…その立場があるから。」

■再会
その人の後ろ姿を見て、田辺は、息を大きく吸い込んだ。
思ったより、ずっと小さな声しか出ない。

〔田辺〕
「…あの。いいですか。」
〔遠坂〕
「…あなたは…。」
〔田辺〕
「私のこと…覚えていてくれたんですか。」
〔遠坂〕
「ええ、青い髪が珍しかったので。」

髪が、青いのも悪くない、絶対に悪くない!

〔遠坂〕
「…あなたが、なぜ、ここに?」
〔田辺〕
「お、お礼を言いたくて。」
〔遠坂〕
「命令書を、そのために使ったんですか。」

田辺は、しばらく考えて、うなずいた。

〔遠坂〕
「(馬鹿だな、この女。)」
〔田辺〕
「…あの。」
〔遠坂〕
「…いいですけれどね。
(せめて、あいつらの墓でも立てれば良かった。)」
〔田辺〕
「…ご、ごめんなさい。」

嫌われた、嫌われた。

〔遠坂〕
「…あやまる必要はありません。そろそろ時間ですね。」
〔田辺〕
「は、はい。」

遠坂さんのハートをゲットせよ!

■ネクタイ
田辺は、ショーウインドウに飾られているネクタイを見た。

遠坂さんに似合いそうだな。

「2万円…か。」

一家の2ヶ月分の収入とほぼ同額だった。
どうでもいいが、昔の話ではない。

「がんばってみようかな…。」

唇に指をあてて、田辺はだいそれた事を考えてみた。

『ごんっ』
もう少し考えて、突然顔を赤くしたまま、田辺はショーウインドウに頭をぶつけた。
『パリーン!!』
ヒビが走るガラス。
泣きそうになって周りを見た田辺は、立ち止まって見ている人達に頭を下げた。

ガラスを弁償した!所持金0円!

■田辺さんの不幸(1)
家に帰ると、家が、燃えていた。

〔田辺〕
「…。」
〔近所の奥さん〕
「あら、真紀ちゃん。弟さんから、伝言預かっているわよ。」

炎を眼鏡に映したまま、田辺は、よろよろと手紙を開いた。
全員無事、現在空き地でテントを広げた。
今日はメザシ。

〔近所の奥さん〕
「…気を落とさないでね。」
〔田辺〕
「…。」

田辺は無一文になった!所持金0!

■田辺さんの不幸(2)
田辺は真っ赤になった我が家の家計簿をつけながら、
しばらく考えた。
しくしく泣きながら、ポケットから、
遠坂さんへのプレゼント用のお金を出した。

[田辺の泣き声]

田辺は無一文になった!所持金0!

■田辺さんの不幸?(3)
田辺は、橋の下の水面を見る、悪徳金融業者から年金を奪われた上に、
鬼嫁からいじめられていそうな老人を見た。

〔田辺〕
「どうしたんですか?」
〔老人〕
「…。」

自分を泣きそうな目で見た老人に、
田辺は、なけなしのお金をポケットから出すと、手渡して微笑んだ。

〔田辺〕
「元気を出してください。いいことは、きっとありますよ。こんな風に。」

田辺は無一文になった!所持金0!

コトリは、心優しい自分の主人を見て、微笑んだ。
小神族は心優しい人にしか憑かぬのだ。
耳元まで歩いて、ささやく。

〔コトリ〕
「元気を出してください。いいことは、きっとありますよ。」

首を傾げた主人の横顔を見て、この人の幸せを祈る。

■プレゼント
田辺は、嬉しさに胸を一杯にして、ネクタイを抱いたまま走った。
ゆっくりと速度を落としていく。
遠坂が、こちらを見て少しだけ表情を和らげた。
その胸に、どこかで見たネクタイが結ばれている。

〔遠坂〕
「どうしました?」
〔田辺〕
「…いえ。」

田辺は、しくしく泣きながらネクタイを隠した。

〔遠坂〕
「?」
〔田辺〕
「…え、いえ、何でもないんです。」
〔遠坂〕
「そう言われると、困るな。」
〔田辺〕
「…。
…はい?」
〔遠坂〕
「僕に渡すものはありませんか。…僕が、幸せになるものを。」
〔田辺〕
「…。」

遠坂は左手で落ちてくる金だらいを払った。
ここでギャグキャラに落ちられるか。
遠坂の笑顔を見た田辺は、不覚にも、ここで下を見て泣き出した。

〔遠坂〕
「…いや、その、だから…まいったな。」

結局、遠坂はその後まいったな、しか言わなかった。

田辺と遠坂は恋人関係になりました。

■自己紹介
「は、」

最初の言葉の一言目で田辺の上に、なぜか金物が降ってきた。
割れる眼鏡

「・・・ご、ごめんなさい。はじめまして、
・・・た、田辺、田辺 真紀(たなべ まき)です。」

今、眼鏡割れてなかった?
「え、はい・・・それはもうしっかりと。・・・。
あ、こ、交換したんです。
ちゃんとアイテムを見たら、割れた眼鏡が増えてます・・・よ。
・・・あ、ごめんなさい。そういう意味じゃないですよね。
その・・・昔から運が悪くて。
・・・ごめんなさい。」
(以下「呆然とすると同じ」)

呆然とする

田辺は頭を下げた瞬間に落ちていたジュースの缶に
足を滑らせて転んだ。割れる眼鏡

「・・・ご、ごめんなさい、ごめんなさい!」

■家に誘われる
「そ、その
よろしかったら、今日は、今日は・・・
いい天気ですね。

そうね
「・・・・・・・・・。
(田辺は泣きそうな顔をしている)」〈終了〉

頼み事?
「・・・い、いえ、その、私の家に・・・遊びにきませんか?

いや、今日は用事があって
「・・・・・・・・・。
(田辺は泣きそうな顔をしている)」〈終了〉

行こう
「ほんとですか?よかったぁ。
昨日、親切なひとからイチゴ貰ったんです。
それで・・・その・・・いっしょに・・・。
すぐ近くなんです!
3分くらいで、それで、あの。」

─10分後─

田辺の家が燃えていた

〔田辺〕
「・・・。」
〔近所の奥さん〕
「あら、真紀ちゃん。弟さんから、伝言預かってるわよ。」

炎を眼鏡に移したまま、田辺は、よろよろと手紙を開いた。

「全員無事。現在空き地でテントを広げた。今日はメザシ。」

〔近所の奥さん〕
「・・・気を落とさないでね」
〔田辺〕
「・・・。」

何て言おうかなor燃える家を見上げる

呆然としました。

田辺は無一文になった!所持金0!

■ドレスを手にはしゃぐ田辺
(PC名)!見て下さい
アルバイトで縫ってみたんです。
素敵でしょう?うふふ。
これを着る人って・・・きっと綺麗でしょうね。」

あんまり騒ぐと・・・orとりあえず上を見る

田辺の髪が不自然に引っ張られている。

「・・・きっと・・・私なんかが着ても、似合わないでしょうね」

上から突然大きなやかんが現れた。降ってくる。

「・・・はい?」

田辺は、頭にやかんが当たった瞬間にドレスを破ってしまった。

「はうぅぅ。」

田辺は無一文になった!またも所持金0!

■お金に困っているの?
「・・・お金に、困ってるんですか?」
       
うん・・・実は
「・・・え、ええと。これ、使ってください。」

所持金が増えました
田辺からお金を貰った!

「え、あ、いいんです。この間、宝くじに当たったんで。
困ったときはお互い様ですもんね。」

例によって田辺の所持金0!
       
いいえ、困ってないけど
「そうなんですか?
ええと、何か困ったら、言ってくださいね。
少しくらいなら、力になれますから」

■不運について話そうとする
「あ、あの・・・。
運・・・。
いえ、何でもありません」

■髪を切ると言う

田辺はこちらを見た後、下を向いた。

「・・・この髪・・・切っちゃおうかな。
え・・・あ・・・聞こえました?

冗談、冗談です。
・・・冗談・・・。」

■いい雰囲気(PCが男性の時のみ)
「わたしって、極度の近眼なんです。
それで・・・すぐ何かにぶつかってしまって・・・。」

とりあえず上を見るоrとりあえず下を見る
「え・・・あの・・・。」

田辺は、指で眼鏡をあげて至近に近づいた。

「なに、ですか。」

田辺の髪が不自然に引っ張られている。

なぜか照れるorとりあえず横を見る
「・・・見えません。額に・・・息が当たります。くすぐったくて・・・。
・・・て・・・。
・・・え、あっ・・・ご、ごめんなさい。」

本田先生が、全開で突っ込んでくる。

〔本田〕
「おらおら!なんか知らんけど!
なんぴとたりともぉぉぉ!俺の前は走らせん!」

田辺は、跳ね飛ばされて盛大にこけた。

〔本田〕
「はっ、俺はなぜ暴走を?
ああ、田辺!バキッ・・・って・・・なんだ。
・・・えへへへへ。
ごめん、眼鏡・・・ふんじゃった。」
田辺は倒れたまま、いい雰囲気だったのにという気持ちを指にこめた。

〔本田〕
「い、いや、悪気はなかったんだ。
その、なんか、お前見てたら急がないとって。
・・・なんでだろ。
・・・いやその、またバキッて。
アハハハ、許せ。じゃ!」

本田は首をひねりながら逃げていった!

〔田辺〕
「・・・。」
(PC)
「・・・。」
〔田辺〕
「・・・だい・・・丈夫です。眼鏡、変えましたから・・・。」
(PC)
「・・・。」
〔田辺〕
「ごめんなさい・・・いえ、大丈夫です。・・・私、前向きですから」

田辺は眼鏡修理で無一文になった!またも所持金0!

■自分の不運について
「・・・え?私の髪ですか。
・・・気に、なりますよね。やっぱり。
・・・・・・・・・ええと。
私、みんなと違って・・・実験体だったから、髪、青いんです。
元々、幸運遺伝子を書き換えて、
究極の運が良い戦闘種族を産んだつもりだったんですけど・・・
なんか・・・失敗したみたいで・・・。
・・・元々、能力が勝手にあがるなんて・・・、虫が良すぎますよね。
わたしを作った人達は・・・。
・・・それで・・・。
わたし、生まれたときから失敗作で・・・。運がすごく悪くなったんです。
研究所は潰れちゃうし、戦争もはじまっちゃうし、
お金は・・・ないし・・・。
それで・・・それでも、お父さんとお母さんが、
それでもいいからって、私を引き取ってくれたんです。
そのお父さんも、破産して失業しちゃって・・・。
でも、まだ笑ってて・・・それが・・・哀しくて・・・。
大事なことだから・・・言わなきゃいけないと・・・
ずっと、ずっと思ってたんですけど。
・・・勇気・・・なくて・・・。
・・・ごめんなさい。
今まで黙ってました。
私の近くだと、だから・・・不幸になるんです。
・・・ごめんなさい。ごめんなさい!
ずっと、ずっと秘密にしてたんですけど・・・、
悪気は・・・、・・・ごめんなさい。」

田辺は走っていった。

■なんで・・・
「・・・なんで・・・なんで・・・、まだ関わろうとするんでか。」

不運が怖いの?orこっちの勝手でしょ
「・・・。」

田辺は、目をつぶり上を向いて、
しばらく何かを我慢した後、こちらを見た。

「信じて、ないんですか。私の言ったこと。
・・・遺伝子に幸運も不運もないと、そう言いたいんでしょう。
・・・それとも、すごく、前向きなんですか。
私を、・・・私を受け入れてくれた家族みたいに。
・・・・・・・・・・・・。」

前向きかなor遺伝子に運命が書いて会ったら大変だ
「・・・・・・・・・・・・。
なんで・・・なんで・・・こうなるのかな。
私が・・・私が好きな人ばっかり・・・。
・・・そばに・・・居てくれなくてもいいのに・・・。
幸せで居てくれればいいのに・・・。
なんで・・・かな・・・なんで・・・、
・・・こんなに不幸なんだろう・・・。」

そういうのも幸運といわないかな?or微笑んでいる
「・・・え・・・?
・・・。
・・・。
・・・ごめんなさい・・・。
その・・・誰にも負けないくらい・・・
前向きに生きようと思ってるんですけど・・・。
・・・ごめんなさい・・・もっと、頑張ります・・・。
・・・だから・・・
・・・ええと、その・・・。
・・・す・・・
・・・意気地なしだけど・・・頑張ります・・・。」

■努力すれば
「私、思うんです。明日はきっといい日だって。
昨日よりも今日よりも
明日はきっといい日だって。
裏づけないけど、そう思うんです。明日はきっといい日になります。
いつも、努力してるじゃないですか
昨日よりも今日よりも、
明日は努力した分だけ、きっと前に進んでますよ。
−1+2なら答えはプラスになります。−1億+1億1でも答えはプラスです。
だから、昨日よりも今日よりも
絶対に明日は良くなります。努力する限り。
先に寿命はつきるかも知れないけど、
その時は天国で努力すればいいんです。」

青い髪の田辺が
綺麗な青い髪の女神に見えた。

「誰がどう言ったって、いいじゃないですか。
重要なのは・・・きっと重要なのは、
みんながどう自分を思うかじゃなくて・・・、
みんながどれだけ幸せになれたか、です。
ね?
だから、きっと、なんとかなりますよ。
運も、他人も関係ない、自分だけで、答は決まるんだから。
努力すれば・・・きっと。」

■明日はきっといい日だ!(戦闘中、耐久度が0になる)
(PC)
「・・・だ。」
〔司令〕
「何を言っている?」
(PC)
「いい日だ。」
〔司令〕
(PC名)!」
(PC)
「明日はきっといい日だ。明日はきっといい日だ!」

今までの努力は、今日この時のためにあると確信した。
田辺の横顔を思い出す。

(PC)/田辺〕
「明日はきっといい日だ!」

ダメージが全回復。全パラメーターが500上昇

■いつものこと

田辺の上に士魂号の装甲が落ちようとしてします。

助ける

とっさに身体が前に出ていた。
降ってくる装甲版から田辺をかばう。
背中に衝撃。思わず血反吐が出そうになった。
田辺は青い髪を淡く輝かせて眼鏡を少し上げた。
眼鏡の奥の表情は分からないが、
きっと驚いているのだろう。
田辺の髪が不自然に引っ張られている。

〔田辺〕
「ありがとうございます。ありがとうございます!
怪我はありませんか。怪我はありませんか?」

普通死ぬぞ。と思いながら田辺を見る。
どうやっていつも切り抜けてるんだろ。
骨のいくつかが折れたような感触。流れる汗。

〔中村〕
「滝川ぁ、腕動かしてはいよ。」
〔滝川〕
「うぃーす。」

士魂号の腕が上がった瞬間、
二つ目の装甲が田辺と(PC名)の上に落ちてきた。

〔森〕
「なにやってんですか!」
〔中村〕
「滝川!」
〔滝川〕
「俺のせいかよ!」
〔田辺〕
「あ、あの」
(PC名)は田辺の上で意識を失った

──整備員詰所──

〔田辺〕
「・・・よかった。気を取り戻したんですね。」
〔本田〕
「バカ。動くな。いくつか骨がやられている。」
〔田辺〕
「・・・よかった。よかったぁ。」

田辺が肩を落として抱きついてきた。
激痛が走った。
〔本田〕
「おっ、おい」

田辺は泣きながら(PC名)を抱きしめている。
2度3度走る激痛。

〔田辺〕
「昔から、私を助けにきてくれた人が
みんな大怪我していて・・・
それで・・・死んじゃったらどうしようと思って・・・
だから、だから。」

──暗転──

ガクッ

(プレイヤーキャラが男のとき)
〔本田〕
「男だな○○」
(プレイヤーキャラが女のとき)
〔本田〕
「男だな○○・・・女だけど。」


いつもの事なのでほっとく

田辺の眼鏡の破片が綺麗に舞った。
よろよろと装甲の隙間から、こぶをつけて田辺が出てくる。

〔中村〕
「いつも思うばってん、よお、あれで死なんね。」
〔滝川〕
「それより記録的な運の悪さを気にするべきだと思うけど。」
〔森〕
「変な事話ていないで、救出してください。」
〔中村〕
「はい。」
〔滝川〕
「はい。」


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